Ubuntuインストール時の備忘録
UbuntuというOSは2年に1度、4月に長期サポート版の新バージョンを発表することが恒例となっています。
次に出るのがバーション20.04だと思いますが、私はバーションアップをする時に、今使っているOSを完全に削除して新しくインストールし直す人です。
なので、その際の備忘録を作っておこうと思います。
私がいつも行っている内容と順番は以下の通りです。
①ソフトウェアの更新+再起動
②フォルダ名の英語化
③各種ソフトウェアのインストール
④背景、Dockの設定、SWAPの無効化、cronの設定
順に細かく見ていきます。
OSはインストールした直後が唯一真っ白な状態なので、まずソフトウェアの更新を全て行い、再起動まで済ませます。
並列で何かを行うことも可能ですが、主権限がOSアップデートに持ってかれてしまっていますし、処理もダウンロードも重いので待ったほうが無難です。Ubuntu18.04のバグがひどすぎてアップデートしないとなにもできないのは内緒です。
やり方は、「ソフトウェアの更新」を起動するだけです。
また、設定→詳細→更新の確認を押しても「ソフトウェアの更新」が起動します。
この画面になったら、再起動をして設定開始です。
Linuxは、コマンドを叩く機会の多いOSです。Windowsの比ではありません。
そのため、フォルダ名が日本語だとコマンドが叩きづらいということが起きます。
そのため、まず日本語名のフォルダを英語化するのです。
やり方は、端末を起動して、
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
というコマンドを叩きます。
そうするとウィンドウが出てくるので、アップデートを選べばOKです。
この時、変更を保持するチェックボックスもあるのでチェックを入れておくと、次回再起動時に再度名前を変更するウィンドウが開かなくなります。
③は必ず②を行った後に行います。なぜなら、ソフトウェアをインストールすると、各ソフトウェアが自分のファイルを保存するためのフォルダを自動で選択してしまうからです。
この時ファイル名が日本語のままだと、せっかく英語にしてもソフトが毎回日本語のフォルダを作ってファイルを保存するというめんどくさいことになります。
私が主に最初にインストールしているのは以下です。
Ubuntuソフトウェアからインストール
・GoogleChrome:ブラウザ用
・Android Studio:アプリ開発用
・SysPeek:CPU使用率確認用
・VLC:各種メディア再生用
・OpenshotMediaEditor:動画編集用
コマンドでインストール・gnome-tweak-tool:デスクトップ詳細設定変更用sudo apt install gnome-tweak-tool・cifs-utils:sambaサーバの自動マウント用sudo apt install gnome-tweak-tool
普段使用しているのはほぼこれで事足りるので、基本的には困りません。
④は③の隙間時間で行います。
背景の変更は、画面上で右クリック→背景の変更...で変更できます。
Ubuntu18.04は単色も選べるのですが、最新のOSでは選べなくなっていたので、Ubuntu20.04ではどうなるか心配です。
Dockとは、各ソフトのショートカットが並んでいる部分です。
設定→Dockで変更可能です。
Swapの無効化は、普通は行わなくても大丈夫です。
Swapとは、メモリが足りない場合にストレージをメモリの代わりに使用する機能です。
Swapを使うと、使用できるメモリは増えますが、Swap分のメモリの読み出しがとても遅いので、ソフトが遅くなることがあります。
私は、PCのメモリを大量に積む人なので、わざとSwapをOFFにしています。
やりかたは、まず/etc/fstabファイルを管理者権限で開きます。
sudo vim /etc/fstab
そうすると、次の文字列が表示されます。
# /etc/fstab: static file system information.
#
# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).
#
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
# / was on /dev/nvme0n1p5 during installation
UUID=97deaab3-04dd-4c6a-9b50-b785c2204c0f / ext4 errors=remount-ro 0 1
# /boot/efi was on /dev/nvme0n1p2 during installation
UUID=3A2E-B32F /boot/efi vfat umask=0077 0 1
/swapfile none swap sw 0 0
このうち、swapfileの行の頭に#を付けてコメントアウトします。
swapは、OS起動時にこのファイルの設定を元にマウントされるので、それをしないようにするわけです。
注意として、/etc/fstabファイルはOS起動時に使う大事なファイルのため、編集に失敗すると最悪OSが起動しなくなります。ご注意を
最後にcronの設定です。
これは人によると思いますが、私は設定しています。
cronとは、自動実行を行うことができるようにするものです。
たとえば、毎日0時にファイルをバックアップしたり、再起動時にファイルを処理したりなどです。
cronは、コマンドラインでできることはなんでもできます。
書き方は詳しく解説しません。長くなるので。
編集の仕方は、
sudo crontab -e
crontab -e
のコマンドを叩けばできます。
□■□■□
というわけで、私しか使わないであろう内容でした。
これでUbuntu20.04がいつ来ても大丈夫です。
Ryzenがまともにスリープできないバグが治ってくれると嬉しい限りです。
以上!
次に出るのがバーション20.04だと思いますが、私はバーションアップをする時に、今使っているOSを完全に削除して新しくインストールし直す人です。
なので、その際の備忘録を作っておこうと思います。
□■□■□
私がいつも行っている内容と順番は以下の通りです。
①ソフトウェアの更新+再起動
②フォルダ名の英語化
③各種ソフトウェアのインストール
④背景、Dockの設定、SWAPの無効化、cronの設定
順に細かく見ていきます。
①ソフトウェアの更新+再起動
OSはインストールした直後が唯一真っ白な状態なので、まずソフトウェアの更新を全て行い、再起動まで済ませます。
並列で何かを行うことも可能ですが、主権限がOSアップデートに持ってかれてしまっていますし、処理もダウンロードも重いので待ったほうが無難です。Ubuntu18.04のバグがひどすぎてアップデートしないとなにもできないのは内緒です。
やり方は、「ソフトウェアの更新」を起動するだけです。
また、設定→詳細→更新の確認を押しても「ソフトウェアの更新」が起動します。
この画面になったら、再起動をして設定開始です。
②フォルダ名の英語化
Linuxは、コマンドを叩く機会の多いOSです。Windowsの比ではありません。
そのため、フォルダ名が日本語だとコマンドが叩きづらいということが起きます。
そのため、まず日本語名のフォルダを英語化するのです。
やり方は、端末を起動して、
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
というコマンドを叩きます。
そうするとウィンドウが出てくるので、アップデートを選べばOKです。
この時、変更を保持するチェックボックスもあるのでチェックを入れておくと、次回再起動時に再度名前を変更するウィンドウが開かなくなります。
③各種ソフトウェアのインストール
③は必ず②を行った後に行います。なぜなら、ソフトウェアをインストールすると、各ソフトウェアが自分のファイルを保存するためのフォルダを自動で選択してしまうからです。
この時ファイル名が日本語のままだと、せっかく英語にしてもソフトが毎回日本語のフォルダを作ってファイルを保存するというめんどくさいことになります。
私が主に最初にインストールしているのは以下です。
Ubuntuソフトウェアからインストール
・GoogleChrome:ブラウザ用
・Android Studio:アプリ開発用
・SysPeek:CPU使用率確認用
・VLC:各種メディア再生用
・OpenshotMediaEditor:動画編集用
コマンドでインストール・gnome-tweak-tool:デスクトップ詳細設定変更用sudo apt install gnome-tweak-tool・cifs-utils:sambaサーバの自動マウント用sudo apt install gnome-tweak-tool
普段使用しているのはほぼこれで事足りるので、基本的には困りません。
④背景、Dockの設定、SWAPの無効化、cronの設定
④は③の隙間時間で行います。
背景の変更は、画面上で右クリック→背景の変更...で変更できます。
Ubuntu18.04は単色も選べるのですが、最新のOSでは選べなくなっていたので、Ubuntu20.04ではどうなるか心配です。
Dockとは、各ソフトのショートカットが並んでいる部分です。
設定→Dockで変更可能です。
Swapの無効化は、普通は行わなくても大丈夫です。
Swapとは、メモリが足りない場合にストレージをメモリの代わりに使用する機能です。
Swapを使うと、使用できるメモリは増えますが、Swap分のメモリの読み出しがとても遅いので、ソフトが遅くなることがあります。
私は、PCのメモリを大量に積む人なので、わざとSwapをOFFにしています。
やりかたは、まず/etc/fstabファイルを管理者権限で開きます。
sudo vim /etc/fstab
そうすると、次の文字列が表示されます。
# /etc/fstab: static file system information.
#
# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).
#
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
# / was on /dev/nvme0n1p5 during installation
UUID=97deaab3-04dd-4c6a-9b50-b785c2204c0f / ext4 errors=remount-ro 0 1
# /boot/efi was on /dev/nvme0n1p2 during installation
UUID=3A2E-B32F /boot/efi vfat umask=0077 0 1
/swapfile none swap sw 0 0
このうち、swapfileの行の頭に#を付けてコメントアウトします。
swapは、OS起動時にこのファイルの設定を元にマウントされるので、それをしないようにするわけです。
注意として、/etc/fstabファイルはOS起動時に使う大事なファイルのため、編集に失敗すると最悪OSが起動しなくなります。ご注意を
最後にcronの設定です。
これは人によると思いますが、私は設定しています。
cronとは、自動実行を行うことができるようにするものです。
たとえば、毎日0時にファイルをバックアップしたり、再起動時にファイルを処理したりなどです。
cronは、コマンドラインでできることはなんでもできます。
書き方は詳しく解説しません。長くなるので。
編集の仕方は、
sudo crontab -e
crontab -e
のコマンドを叩けばできます。
□■□■□
というわけで、私しか使わないであろう内容でした。
これでUbuntu20.04がいつ来ても大丈夫です。
Ryzenがまともにスリープできないバグが治ってくれると嬉しい限りです。
以上!