Android StudioにFlutterを導入する方法

 どうも、ケーサンヨーシです。

私は普段、Android用のアプリをAndroid Studioで開発しているんですが、最近新たな波が訪れていると聞きます。それがFlutterです。

FlutterはAndroid Studioと同じく、Googleが開発しているフレームワークで、Dartという言語を用いて開発を行います。

Flutterの良い点の一つは、AndroidOS以外にもiOSなどの他の環境のアプリも同時に開発できる点です。

リリースされてから間もないため、設計が新しいという利点がある一方、参考になりそうな情報は少ないかと思われます。

しかし、巷でも話題になっており、開発できるだけで仕事になりそうな域に到達しているようなので、重い腰を上げて頑張って開発していこうと思います。

今回は、環境構築をやってみます。

それでは行きましょう。

□■□■□

前提として、私の現状の環境ですが、Linux上でAndroid Studioがインストールされている状態です。ここにFlutterをインストールします。

もし、1から始める人は、Android Studioをインストールするところからやってみて下さい。

まずは、以下のコマンドでFlutterをインストールします。

sudo snap install flutter --classic

上手く行くと以下のような結果が出ます。

flutter 0+git.671983f from Flutter Team✓ installed

インストールできたら、Flutterのpathを確認するため、以下のコマンドを打ちます。

flutter sdk-path

このコマンドを打つと、Flutterの初期設定が行われるらしく、かなり長い時間待たされた後にpathが表示されます。

/home/[ユーザー名]/snap/flutter/common/flutter

こうなればFlutterのコマンドが打てるようになり、実際にFlutterが使えるかどうか自動で確認できるようになります。

確認を行うコマンドは以下になります。

flutter doctor

ここからは人によって変わってくると思いますが、私の場合は以下のようなエラーが出ました。

[✓] Flutter (Channel stable, 2.10.3, on Ubuntu 20.04.4 LTS 5.13.0-30-generic, locale ja_JP.UTF-8)
[!] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 30.0.3)
    ✗ cmdline-tools component is missing
      Run `path/to/sdkmanager --install "cmdline-tools;latest"`
      See https://developer.android.com/studio/command-line for more details.
    ✗ Android license status unknown.
      Run `flutter doctor --android-licenses` to accept the SDK licenses.
      See https://flutter.dev/docs/get-started/install/linux#android-setup for more details.
[✓] Chrome - develop for the web
[✓] Android Studio (version 2021.1)
[✓] VS Code (version 1.64.2)
[✓] Connected device (1 available)
[✓] HTTP Host Availability

これによると、Xが2つ付いていますが、1つ目は、コマンドラインツールが無いと言っており、2つ目はライセンスが無いと言っています。

1つ目は、Android StudioでSDKツールを起動し、コマンドラインツールをインストールすることで解決します。

Android Studioの立方体っぽいアイコンをクリックすると、インストール画面が開きます。

開いた画面でSDK Toolsのタブを選択し、Command-Lint Toolsにチェックを入れてインストールします。

これで1つ目の問題点は解決できます。

2つ目の問題点であるライセンスは、以下のコマンドを打ってライセンスに同意することで解決します。

flutter doctor --android-licenses

これでもう一度チェックを行うと、全てチェックが入って以下のような状態になります。

[✓] Flutter (Channel stable, 2.10.3, on Ubuntu 20.04.4 LTS 5.13.0-30-generic, locale ja_JP.UTF-8)
[✓] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 30.0.3)
[✓] Chrome - develop for the web
[✓] Android Studio (version 2021.1)
[✓] VS Code (version 1.64.2)
[✓] Connected device (1 available)
[✓] HTTP Host Availability

これで環境構築は完了です。

場合によってはプラグインも入れたほうが良いとのことだったので、私は一応入れてみました。

□■□■□

というわけで、Flutterの環境構築を行いました。

正直、一番参考になったのは公式のGet Startだと思います。

https://docs.flutter.dev/get-started/install

これを日本語に翻訳して読めば、今回の内容は全て網羅されています。

これから開発頑張って行きましょう!

以上。

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