Ubuntuでf3を使ってSDカードの容量詐欺確認を行う方法
今回はf3を使って、SDカードの容量詐欺が行われているかどうかを確認します。
それでは、いってみましょう。
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まずはインストールします。
$sudo apt install f3
インストールできたら、テスト対象のストレージがどこにあるのかを確認します。
GUIで確認する方法としては、「ファイル」アプリで対象ストレージを開きます(中身は空っぽのはず)。そこで右クリックし、端末で開くを選択します。
端末で開くと、そのフォルダーの場所が表示されるので、f3でそのフォルダを使用します。多くの場合は、/media/[ユーザー名]/[ランダムな文字列]になるかと思います。
書き込みテストを行う場合は、以下のコマンドを実行します。読み込みテストを行う前にも、先に書き込みテストを行う必要があります。
f3write [先程調べたストレージの場所]
テストが始まると、以下のようにファイルが書き込みされていきます。
Copyright (C) 2010 Digirati Internet LTDA.
This is free software; see the source for copying conditions.
Free space: 119.02 GB
Creating file 1.h2w ... OK!
Creating file 2.h2w ... OK!
Creating file 3.h2w ... OK!
Creating file 4.h2w ... OK!
Creating file 5.h2w ... OK!
もし、書き込みができなかった場合には、OKが表示されないので、そこで詐欺SDカードの判別ができます。ただし、この時点では、書き込まれたファイルがちゃんと保存されているかを確認できたわけではないので、多くの詐欺SDカードはOK表示されるものと思われます。
その場合には、書き込みテストした内容を読み込む、読み込みテストを行いましょう。読み込みテストのコマンドは以下になります。
f3read [先程調べたストレージの場所]
テストが始まると、今度は以下のような表示が出ます。
Copyright (C) 2010 Digirati Internet LTDA.
This is free software; see the source for copying conditions.
SECTORS ok/corrupted/changed/overwritten
Validating file 1.h2w ... 2097152/ 0/ 0/ 0
Validating file 2.h2w ... 2097152/ 0/ 0/ 0
Validating file 3.h2w ... 2097152/ 0/ 0/ 0
Validating file 4.h2w ... 2097152/ 0/ 0/ 0
Validating file 5.h2w ... 2097152/ 0/ 0/ 0
・・・
全て0の表記が出ていれば、それは読み込みエラー0を意味しているため、容量詐欺は無いことが確認できます。
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というわけで、Ubuntuで容量詐欺チェックを行ってみました。
この方法は、SDカードに限らず、USBメモリーでも、他のストレージでも同様に行うことができるので、Ubuntu使いの方は使ってみてください。
それでは以上!