UbuntuでGhostscriptを使ってPDFを圧縮する

 どうも、ケーサンヨーシです。

今回は、Ghostscriptを使って、画像付きpdfを圧縮する方法を紹介します。

それでは行ってみましょう。

■□■□■

インストール

Ghostscriptのインストールは、以下のコマンドで行います。

$ sudo apt install ghostscript


バージョン確認

インストールできたかどうかの確認は、以下のコマンドでバージョンの確認をしてみるとわかります。

$ gs -v
GPL Ghostscript 9.56.1 (2022-04-04)
Copyright (C) 2022 Artifex Software, Inc.  All rights reserved.


圧縮のオプション

pdfを圧縮する場合は、画像の品質と、pdfのサイズを決めてから行います。

品質の種類(上の方ほど品質がよく、下の方ほど圧縮率が高いです)

・/default
・/prepress
・/printer
・/ebook
・/screen

pdfのサイズ

・a4(A4縦型)

・b5(B5縦型)

・任意のピクセル


圧縮コマンド

具体的な圧縮のコマンドは、以下になります。

gs -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dPDFSETTINGS=[品質の種類] -dNOPAUSE -dBATCH -sPAPERSIZE=[pdfのサイズ] -dPDFFitPage -sOutputFile=[出力ファイル名] [入力ファイル名]

pdfのサイズを任意で指定する場合は、以下になります。

gs -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dPDFSETTINGS=[品質の種類] -dNOPAUSE -dBATCH -dDEVICEWIDTHPOINTS=[pdfの横幅(px)] -dDEVICEHEIGHTPOINTS=[pdfの縦幅(px)] -dPDFFitPage -sOutputFile=[出力ファイル名] [入力ファイル名]

具体例としては、こんな感じになります。

gs -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dPDFSETTINGS=/screen -dNOPAUSE -dBATCH -sPAPERSIZE=a4 -dPDFFitPage -sOutputFile=出力.pdf 入力.pdf


注意点

どうも画像の内容によって、自動で画像が回転してしまうという場合があるみたいです。ほとんどの場合は大丈夫ですが、一応、出力ファイルの中身は確認しておいたほうが良さそうです。

■□■□■

というわけで、pdfの圧縮方法を紹介しました。

多くの場合は、wordをそのままpdfに出力しましたといった資料系のものを変換するときに使うことになるかと思います。

無駄にデカイ画像がpdf内に埋め込まれていた時には、ぜひ使用してみてください。

以上!

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